編集デザインの統一メソッド辞書。
編集者とデザイナーという分業化に問題意識を持ち、デザイナーであってもリサーチ・思索・編集を行えること（あるいは編集者によるデザイン的行為）を支援するためのソフトウェアを2つ制作した。
「方法の道具箱」では編集行為（調査・思索・連結）とデザイン行為（記述・外化・意匠・空間化）を架橋するために、それらの行為をひとつひとつの方法（例: 分類・順序立て・軸・要約・比較・マッピング・比喩・パロディー・フォーマット・レイヤー・リンク・アドレス…..）にまで一旦分解し、それを統合することで編集とデザインが一体化するのではないかと考えた。
そしてそれを辞書としてまとめ、さらにユーザーが自分で書き込みや注釈を書き加えたり追加・編集・削除したりできるような可塑性のある電子辞書として制作した。
武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科 卒業制作