Tokyo Econography: 空間×経済

Researcher, Map Designer
2008年3月

プロジェクト「DATA(ダタ)」(唯島友亮+大田暁雄)
現代東京をモチーフとして、ローカルかつグローバルに起こっている都市現象の指標を「空間×経済」に求めてリサーチを行い、アイソタイプ表現を中心に用いてフォリオ化した。所属していた研究室のリサーチから離れて自分たちで東京のことを調べようという動機であったため、裏のコードネームは「KTK(勝手に・東京・計画)」。箱中心のリサーチではなく内容(ソフト)中心のリサーチを目指す(前者を否定するわけではなく包含するかたち)。人口密度、通勤通学、鉄道乗降客、税収、建築床面積・容量・高さ等のありきたりの指標に加え、コンビニエンス・ストア、ファーストフード・チェーン、ファスト・ファッション、メガストア等の立地をプロットし、各企業の立地傾向の違いを比較したりした。徹底的にプロットを行っていた唯島は担当教員の事務所名をもじって「Urban Plotting Machine」ですねと自虐していた。他には東京・横浜・名古屋・大阪のデパ地下テナントをリストアップして各テナントの本店がどこから来ているのかを地図化したり、某大手レンタルビデオチェーンに行って棚数をカウントし、在庫数を算出したり。
ここに本来なら数値的解析が入るべきだが我々の技術ではそこまで及ばなかった(「DATA」第二弾の「VACA(ヴァカ)」ではそこのところが完全に露呈して行き詰まった)。
Chameleon Project Colloquium 2007にて発表。